うちのカシワバさん
みなさん、カシワバアジサイってご存知でしょうか??
私は知らなかった。。
1個1個の花は、よく見るアジサイの花と同じような形で白い色。全体は真ん丸こくなっていなくて、なんと言うか…円錐形のようになっている。
葉っぱの形が柏の葉に似ていることから、そう名付けられたらしい。
ちなみに、北米原産だそうです。
今年の母の日に、私はそのカシワバアジサイの鉢植えを母に贈った。
花好きなのに、なぜかカーネーションが嫌いな母なので、違う花を…と捜しに出かけた先の花屋で見つけ、お店の人に「これは何ですか?」と聞いて、初めて知った。
珍しかったのでそれに決めて購入し、少し重かったが、片道20分の道のりをなんとか持って帰った💨
母は既にこの花のことを知っていて、近所の◯◯さんの家に咲いてるよ、と。
さすが花好きな人はよく見てるもんだ、と感心した。
それからは主に母が毎日水をやっていた。
お店の人からは、地植えする場合は、花が全部咲き終わってから植え替えて下さいね、と言われたので、咲き終わるまで待つことにした。
花はよく保って、1ヶ月以上は咲いていたかな??
やがて梅雨に入り、水をやる習慣がなくなっていった。
今年の梅雨明けは早くなりそうです…なんて言われていたのにも関わらず、7月いっぱい続いた今年の梅雨。
やっと明けた~!などと思っていたが…あ!そう言えばカシワバさん!(いつしかそう呼んでいた)と思った時には、梅雨明けから10日程も経っていた💨
見ると、、花はもちろん、全体的にすっかり茶色くなっている!!!😱
緑の葉っぱがちょろっと残ってはいたけれど、時間の問題で枯れてきそうだった。
「お母さん、カシワバさん水やってなかったよね?!」
「いや、梅雨やから大丈夫やと思ってて…」
「明けてからもう10日も過ぎてるんよ…」
「あぁ…」
と、親子でなんとも情けない会話をしていた。。
もう仕方ないね。。と母と話していたが、カシワバさんに対して申し訳なさでいっぱいだった私は、せめてもの供養の気持ちで、時々バケツ一杯に汲んだ水をバシャーっとかけるようにしていた。
すると昨日…何気なくカシワバさんの植木鉢を見ると、、え?!なんか、緑の葉っぱが増えてる??
「お母さん、もしやカシワバさん生きてる?!」
「なんかそんな感じやね!」
いやぁ~、驚いた!そもそも北米出身のカシワバさんが、梅雨明けて10日も水をもらえなかった上に、その後のあの酷暑にも耐え抜いて生き続けていたとは!!
供養のつもりで時々でも水をやっていた私の想いが通じたのか、、いや、それ以上にカシワバさんの生きようとする力が強かった!!
「私だって生きているのよ!だからあなたも生きられる!希望を捨てずに頑張って!!」
と、カシワバさんに言われているような気さえする。
植物の生きる力には、時々ハッとさせられるものがある。